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| ジャンル | 2 |
| 記事タイトル大 | 甲州手彫印章「伝統的工芸品」指定取得 山梨県印章店協同組合 |
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| 著作者 | |
| 記事内容 |
去る、七月三十一日、通商産業大臣は甲州手彫印章を伝統的工芸品産業の振興に関する法律(伝産法)に基づき「伝統的工芸品」に指定し、併せて産地組合として山梨県印章店協同組合(理事長:横森省三)を指定した。 県内では甲州水晶貴石細工(山梨県水晶美術彫刻協同組合)甲州印伝(甲府印伝商工業協同組合)に次ぐ三番目の指定であり、全国では百九十四番目の指定となる。 伝産法の対象となる工芸品は熟練した技術を必要とする工作物であり伝統的要素を備えたもので、1 日常生活の用に供されるもの2 製造過程の主要部分が手工業的3 伝統的技術または技法によって製造4 伝統的に使用されてきた原材料5 一定の地域で産地形成の5要件を備えなければならない。 甲州手彫印章は原材料に水牛、ツゲ、水晶などを使用し小刀で少しずつ刻みながら文字を彫る技法をとり、古くは江戸時代の文書などに存在を示す記載がある。 現在、県内の二十二市町村に約百五十人の製造業者がおり、伝統技術の保持・伝承に努めている。 今回の指定は、歴史的見地・現況を鑑み甲州手彫印章が諸条件を満たし「国の伝統的工芸品」に値すると判断されたもので、この指定により後継者育成や販路拡大などの事業で国の補助が受けられる他、製造する印章に伝統的工芸品に指定されていることを表示(伝統証紙)できることとなり、需要の拡大・市場での優位性の確保・市場開拓などに大きく期待が持てる。 情報技術の進展や押印廃止・簡素化問題等により、これまでの認証方法(印章による押印)が根本から見直されつつある昨今、今回の指定は、印章業界にとって明るい材料といえるが、振興計画の策定・業界内の意見調整・組織体制の確立等々、クリアしていかなければならない課題も多く、今後の組合の動向が注目される。
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